2019-04-03 犬クスリ 詩 泥濘の重みを両足に履いて 雲ひとつない空の下 銀行へ野暮用 裏通りにも堅気だらけ 途中の駅で 気力なく 階段選べず 昼間に街を彷徨く理由を偽り 目的を終える 茶店でいつもの珈琲 いつもの顔と馬鹿話 生存方法 伊集院光 巻き起こる春風 脳の草むらなびくクローバー 黄色も白も増える海辺の昼 会話がクスリ 何よりクスリ ラベルも中身も変えながら わたしはいつでもカンバセーション中毒 副作用は生存