渇き犬

新しい昨日と古い明日

いつもどおりの7時

砂嵐とオレンジジュース

霞む花びら

涙目の喉

嗄れた時間

空きっ腹に文字

空振る熱

妬み

僻み

歪み

年を重ねた紙の上

心臓移植された言葉達

そこは生きていることの果実園

流し台のグリーンチャイルド

心の皮を剥いて

苦手な蜜柑を食べた

今年もクリスマスが来るように

祈りの曲をかけた

神様しか知らない

神様は知らない

全てを知ってるから

何も知らない