2019-04-10 脱走犬 詩 脱皮の痛み 砂糖味のしない朝 絞首刑台の赤いタオル 無尽蔵に吠え続けるスピーカー 歌謡ロック後ヒップホップ 書けない私に容赦ないバースの雨 コンバースにかけた防水スプレー 言葉の檻 身体の檻 自我の檻 出たい 出したい 液体を仕舞わない 人体を縛らない 馬になりたい 鹿になりたい 酒を割りたい 飲めない珈琲を産みたい 鏡にに写る自分が蛾でも狂犬でも怪物でも 人間のままでも ここから早く出たい ここから早く出たいよ