2019-04-18 眠り犬 詩 寂しさで眠い 身体が座席に溶けていく 魂が時間の霊魂になる 昼に寝た 夜に寝た 朝からお酒を飲んでしまいそう 言葉をなくした叫びが遊びに来た 手紙を矢のように撃ち放したい 夢の中でも 過去の中でも 隣の人の顔がわからない 白いブレザーとジャケットは覚えてる 去り際に飲み干したジュースは覚えてる パティスミスの言葉だけは読める そんな昼 そんな夜 あの人は元気 あの人は揺れている 言葉の煙が目に染みる 身体も心も揺れている 会いにはいけない人達よ 今すぐ会いにいけない人達よ 側にいられない人達よ 僕には時をかける症状がある