2019-04-12 眠れない犬 詩 眠れない脳の温度 マーブル色の夜の部屋 本の雪崩とと愚れた寝間着達 毛布に包まり スヌーピーのランタンを灯す 仕留められない明日に飛びつく アルマジロがバンジョーを弾いている 冬と春の間で血のケトルが沸騰する 同じ夜のなさに怯え 同じような夜に這いずる 祭りの音に犬が伸びをする さようならが凍っていく さようならは無感覚 さようならが街に溶けてゆく さようならが夜に溶けてゆく さよならより先に帰る